GREECE 16

おかげさまで、無事に日本に帰国いたしました!

今回の巡礼は訳あって、日記のように投稿を綴らせていただきました。
宇宙からのエネルギーは、場所に限らず同時に地球に降りてくると聞いた事があります。
コメントをいただいた中でも、そのような共鳴を観じて、胸がいっぱいになりました。
あらためまして、旅の間に尊いお心を寄せてくださいました皆さま、本当にありがとうございました。


旅立つ前に、長い歴史のギリシャの大地に立ったら、ギリシャの過去世を思い出すのかと少し頭をよぎりましたが、不思議とそれはありませんでした。
目の前に何度も現れたのは、レムリアの時代に、日の出と共に仲間と舞の稽古で海岸に集まり、挨拶を交わす姿や、今世でご縁をいただいているネイティブ・カナディアン、クリー族のトーキングサークルの姿でした。(トーキングサークルとは、参加者が輪になって、内なる心の声を一人ずつシェアしあう伝統的な対話方法です)。
酋長ケネッチの耳が氣になりました。
フォーカスして観ると、傾聴の姿、敬意の心、内から流れる宇宙的な眼差し、包容力のある成熟したエネルギーなど、言葉では言い現せませんが、ケネッチの耳が平和の門であり、次元の門と重なって観えました。
そのような事を度々観じながらも、初めての土地では身が引き締まる思いがありました。


一人で違う文化、言語、習慣の土地を訪れると(海外でなくても)聴かないとわからない、教えていただいてようやく生きることができたり、やりたい事が体験できる等、人生の初心に氣づく事になりました。
このように、毎日をあたりまえでなく、生涯わからない心構えで知ろうとする努力を重ねたいと心に誓いしました。


そう…
ギリシャでも、どこに行くかは現地に着いてからの直感で決めていたので、それはそれは沢山の方々に助けていただいて、お話する機会にも恵まれました。

タクシーで、電車の席で、お店などで私が日本人だとわかると「日本に行きたい…」と、何人ものギリシャや他の国の方々に言われました。
メテオラ行きの電車でお隣になったメキシコのファミリーは、日本にいらした事もあり、広島県の宮島をご訪問されたそうです。
一族の皆様は日本が大好きで、その時行けなかったお隣の美しいアナちゃんは、必ず日本に行きたいと輝いた目で話してくださりアドレスを交換しました。
アンティパロス島の洞窟であった素敵なカップルは、マルタの方で日本語が上手だったんです。
「日本に絶対行きたい」と、何か深い魂のミッションのような光を観じました。
センスの良いセレクトショップで働く10代の若い女の子は会計の時に、私が日本人だと分かると、ガラリと表情が変わり「日本に行きたいの〜」と、話してくれました。
数えきれない程の声でした。
光栄な事にみんな社交辞令でなく、心の底から話してくださっているのを観じました。
世界中周っても、先人の皆さまのおかげでこのような事が多々あり、日本と世界が磁力で惹かれあっているのはわかってはいたものの、(エーゲ海のギリシャでこんなにも…)と、正直驚きました。

私は、時々

「なぜ?」と、聴いてみました。

「礼儀正しくて。落ち着いていて、、長い歴史の国……日本の芸術に惹かれる、、、食文化、、日本はとても綺麗だし…、神社仏閣に行きたい…」そのような答えも沢山返ってきました。

そして、パロス島のセレクトショップの男性は、ゆっくり言葉にしてくださいました。

「日本と、他の国は違う。。。
日本だけ何かが違う。。。
静穏で…………」


私はパテシス(行間)でお心を受け取りました。

「日本人の特性で、返事や言葉はゆっくり返すかも知れない…」
私は会話の中で話を進めて行きました。

「私たちは感情を直ぐに返す話し方よりも、一旦心で受け止めて統合して言葉にするから…。日本の建国理念(八紘一宇)は、地球のみんなが一つ屋根の下で幸せに暮らす事なの。自国の繁栄だけではなく、地球全体の幸せなの。そのような心の置き方がベースにあって、長い歴史の中には、守り統合してきた知恵があって、、、。一つ一つの会話の中でも、全体を感じて表現する心の使い方が現れているのだと思う…本当にありがとう…」私は答えました。

ひと昔前は、日本人の受け答えは曖昧だと言われていた時代があったように記憶しています。でも彼は、潜在的にも顕在的にも深く何かを観じてくださっているようで、私も胸いっぱいになりました。
この時もそうでしたが、日本の話をした後に、「貴方と会えて本当に嬉しい…」と、何人もの方に言っていただきました(もちろんギリシャの素晴らしさもお伝えさせていただきました)。そして、時々プレゼントもいただいて、本当にギリシャの皆様にご親切に良くしていただきました。

私からすると、海外の方はI AM(自己)が本当に確立されていて、自分の感情に素直で、私はいつも、そのような姿勢を見習って統合したいと心掛けています。

ギリシャの方々の声を掘り下げると、やはり日本の精神性(霊性)に興味を抱いていらっしゃるようでした。神社仏閣などから伝わる霊性。ご先祖さまや、目に見えない大いなる世界を敬う謙虚な心…

変な言い方になりますが、それは、「生き続ける集合意識」ではないかと観じてきました。

私はこの事について、世界中を周り探求しているのですが、武道や華道、書道などのような「道」のつく文化の先に見える、深みを追求する姿勢や学ぶ心、自己を広げることへの終わりなき好奇心、向上心。
縄文時代からの長い歴史の中で数々の時代の変化を統合し発展させた知恵、水の豊かな共鳴力のある土地。
察する文化…

私が思うに、この環境は当たり前ではありません。
わかりやすく言うと、まるで見にくいアヒルの子のように知らず知らずのうちに精神大国日本で英才教育を受けているようなものだと観じます。
実際、私が周りの方々を見ると霊性がキラキラと光輝いて見えます。
きっと人生で、いくつもの困難を乗り超えて自己を統合、拡大されてきたお姿なのではないかとお察しします。
私も周りの皆様と共に、そしてギリシャの皆様のお心に応えられるよう、日本に誇りを持ち、魂を磨いて行きたいと思います。

私ごとになりますが、第一に
「海いろの青虫になって、人生の五感を慈しみ消化していきます」
これは、この新年の心掛けなのですが、この世は全て内面の鏡として映し出されるので、目の前の重いこだわりや自分を苦しめる思い込みを手放すステップを毎日していきます(重いのは仮の自己)。
自分の闇を見つめて行くと、大体は過去に遡って蓋をしていた感情に氣づく事になります。
海は浄化の色。
海色の青虫になって、自分と向き合って、辛かった思いを抱きしめて、謝まり、味わい、解放します。
消化して、自分を広げて赦して愛していきます(昇華)。
焦燥感も、嫉妬も、比較も、善悪も争いも、本来の自分ではないので、とても辛いです。どんどん手放していきたいです。

そして、海外の方々のように自分軸を大切に、素直に、喜びや楽しさの軸を中心に表現していきます。
すると、多次元の直感にも繋がりやすくなります。
浄化すると楽になるし、視野も広がり、肩が軽くなって永遠の真理に繋がるので心が満たされます。
(ブッダもキリストも女神も、この道を説いていらっしゃると観じます)
ギリシャのセレクトショップの男性も、鏡の話になったら、深く頷いていらっしゃいました。

地道な調和の作業ですが、どなたかとご一緒できたらとても心強いです。



話が長くなりましたが、時差ボケもだんだん無くなり、私はとても元氣にしております。
お心を寄せていただきました皆さま、本当にありがとうございました!

そして、
女神アテナをはじめとするギリシャの偉大な神々さま、
長く護られた歴史の大地、温かく美しく誠実なギリシャの皆さま…
ご奉納舞の機会をいただきました、メテオラの丘、adrachti rock、聖母被昇天教会、ディオニソス神殿、Caveに感謝の氣持ちでいっぱいです。
目には見えない全てのお計らいに、心より感謝申し上げます。
(またいつの日か、戻りたいなぁ、
ギリシャ瞑想リトリートなんて、どうかなぁ…)



このギリシャのエネルギーと共に、秋の日本でも感謝の心で繋がり舞わせていただきます。
すでに素晴らしい場にお導きいただいております。後日、公開できるご神事もあるかと存じます。

美しい皆様とご一緒させていただきます時を、心より楽しみにしております。


⁡いつも教えてくださり、ありがとうございます。


愛と感謝を込めて…

2022.8.27




Asako Amrita


TRIP BLOG

"I want to feel the Earth with my barefeet when a certain time comes..." That is what I thought in 2015 when I first started going around the world to pray.
I became friends with beautiful land, and met people with heartwarming souls.
"We are all one", that is what I felt as we all danced, prayed, laughed together, and it has already been 23 countries.
I will keep traveling all over the world to give a prayer of gratitude.
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