芸術

先日…朝早くに1階の制作スタジオから声が聞こえました。⁡

「アサーコー! ⁡アサーコー!⁡アサーコーーーーーー!!⁡(*英語で話しています)⁡⁡夫のマシューが呼んでいるようです。

2階のリビングで本を読んでいた私は⁡「あと少し待ってーーー!」⁡と、同じように大きな声で答えました。キリの良い段落で、本にしおりを挟み込み、彼の元に行きました。⁡

すると、マシューは作品の間に入れる薄紙の端を持ち⁡「観て…」⁡と、まるでベールを剥がすように、ゆっくり紙を引きました。そして、目の前には新しい作品が現れました。

⁡「どう……」、しばらくの間があり⁡⁡「彼女はガブリエルなんだ…」⁡と、マシューは付け足しました。

⁡⁡白黒の写真…セドナの岩山に女性が腰掛け、うつむいています。⁡⁡「私は、このモノクロが好き…」私は作品を観じながらゆっくり答えました。⁡

「モノクロだけじゃないんだ、、彼女は光…」と、マシュー。⁡

「そうなの、そう…私はこの陰陽の背景から浮き立つ、光であるヌードの彼女を多次元で観じる、、」⁡私は静かに答えました。⁡

「彼女は、このホーリークロスチャペルから回旋して、この岩で休んでいるんだ…ほら、ここに少し教会が入っているでしょう、、僕はこれをカットしようかと迷ったけど、最終的にはいれたんだ。この鰯雲は、雨が晴れて現れてきたんだ。全面に迫ってくる感じが好きなんだ…そして、この大地のカーブが氣にいってる…」⁡⁡

私は作品を味わっていた感覚が、ようやく言葉になってきました。⁡「私は彼女のポジションが好き…前面に出ている大きな左手が岩を観じているでしょう…両手には霊的なチャクラがあるの。左手は受け取るポイント。そして、右手は柔らかに子宮を包んでいるよう…母性のブリッジにも観える…そして、作品と真正面に対峙する彼女の耳。岩上で目を閉じ、リラックスした彼女の耳はクレアオーディエンス(透聴力、心の耳)のよう。この鰯雲と大地は近くて、光の身体を持つ人間は、封印されていた霊的な能力をだれしもが開花する事で、神である事を思い出し、天の使い(天使)となれると語っているよう、、、このセドナの景色は、3次元の地上に、陰と日向があるし、、あっ…英語でなんて言うの?陰陽統合図、勾玉、、胎児の形…ほら、樹々と雲の白黒の構図がそれに見えてる。中心にいる彼女は、その先にある光。あぁ…この作品は、私の第3の目を呼び覚ますように、叡智が螺旋状に上昇しているのを観じる…貴方のアングルは、そのダイナミックな天地統合を完璧に捉えている。なんて、素晴らしい…ジーザスが雲を引いて来てくれた…そして、、貴方の作品はエゴがない、、シンプルで、、色々な角度(視点)から真っ直ぐ真理が観える…」

⁡「ありがとうアサコ、僕は神に目を使ってもらっているだけ、、、その瞬間に、ただそれだけ…」⁡

「わかる…全部じゃないけど、分かる氣がする。私も舞う時は、ただただパイプとなって、天に身体を使ってもらうの。そのために、チャクラをクリアにすることや毎日の稽古はとても大切なこと。その学び合える道が地球での喜びなの…」⁡⁡

「ありがとうアサコ、、ねぇ、ここにライオンが見える?あと、、こっちにはイーグルと、長老も……」岩陰を指差してマシューが言いました。⁡⁡

私は頷きながら答えました。⁡「観える…ちょうど私は、ギリシャでライオンからメッセージをもらったの。瞑想中に、、昔、神々やシャーマンは動物と共に会話し、友人でありエネルギーを共有していたって…その内なる魂の火を呼び起こせと。言い方は悪いかもしれないけど、ボヤボヤするなと。時空を超えて繋がるのだと。その時私は疲れていて、貴重な収蔵品をただ目に写していただけだったの。見るだけ、覚えただけ、知ったつもりではなく、それを生かせと。人生に、自分に生かしなさいって言う強いメッセージだった…たぶん、古代レムリアや縄文人はそれが出来たのだと思う。だから、平和があふれて長い間、調和した文明だったんだと思う。⁡人間は誰にでもそれが出来る可能性(DNAやRNA)がある。生命エネルギー(性)の使い方も、時代の流れで下位のチャクラ止まりになる事が殆どだったけど、これからの2千年は、それを皆んなで徐々にマスターして、天地と繋がる次元(第7チャクラ)に上昇させる事が出来ると私は観じているの。その道標がこのアートにも顕れている。個人が陰陽統合していく光の道…」

⁡⁡「うん…………ねぇ、、僕は彼女のショートヘアも好きなんだ。力強い鼻、、女性であり、男性にも観える。ガブリエルが女性なのか、男性なのか知ってる?真実は誰も知らないよ…」彼が言いました。

⁡⁡「そうね、、それに風になびく髪…私はこの風が好き!人間の性は、多様性があって当たり前だし、個人は統合し、成熟して一つに向かっているし、きっといずれは進化してスーパーヒューマンに、、そんな予兆も顕れてる」⁡私は未来を観じて嬉しくなり、そう答えました。

⁡⁡アートの共鳴から、ようやく落ち着いてきたその時、⁡「掛け軸………」⁡と、マシューが呟きました。⁡⁡【!!!!!!】⁡次の瞬間、同時に2人の心に直感(intuition)が来ました。⁡実は、ここ数年で新しい掛け軸作品の依頼をしたかったのです。ずっと…でも、マシューの方は訳あって、私の目から見ると、天地人のタイミングが合う時だけしか行動が出来ないようで、その時に任せていました。⁡今回、ピタリとはまるモノを感じました。⁡⁡「私、、靖さんのところに虎の掛け軸の修復が終わって、近々取りに伺う予定なの。お仕立ての事、伺ってみる!ねぇ、どう思う⁈」⁡実は、その他にもこの制作の事を後押しするようなシンクロが押し寄せていたのです、私は彼に聞きました。⁡「うん、たぶん…まだわからないけど……」⁡そのような素直な返事が返ってきました。⁡私は「このような素晴らしい作品を見せてくれて本当にありがとう…またね!」と、話を切り上げました。

⁡⁡すると、マシューは「アサコ…今、貴方に作品を観てもらえて心から感謝します…本当にありがとう…」と、丁寧に伝えてくれました。⁡⁡

…⁡⁡お名前が挙がりました靖さんとは、東京日本から世界に和紙や掛け軸、表装の日本文化を発信されているマスミ東京社長の横尾靖さんの事で、私もマシューも、沢山、ゆらび(遊・楽・美)の生き方を教えていただいている尊敬する先生です。2018年には、古代日本の叡智(ホツマツタエ)をお伝えしていらっしゃる、いときょう先生の直感から、靖さんとマシューとの掛け軸作品が生まれました。後に、その日本の奥行きと女性の神聖さのコラボレーション作品は、光栄な事に福井新聞社賞、国際栄誉賞をいただく運びとなりました。⁡皆様の広いお心に感謝の氣持ちがつきません…⁡⁡⁡数日前の出来事でした。

この先、あの作品はどうなるのでしょうか。いつか、友人の皆様に観ていただきたいです!⁡全ては天にお任せです♪⁡⁡タイトルは『ガブリエルの休息』だそうです。⁡⁡⁡⁡⁡長くなりましたが、最後までお読みくださいました皆様、本当にありがとうございました!今日も、美しい友人の皆様の幸せを、心よりお祈りしております。

⁡⁡⁡⁡Photo Shigeki Nakajima

Art Matthew Ericson⁡

TRIP BLOG

"I want to feel the Earth with my barefeet when a certain time comes..." That is what I thought in 2015 when I first started going around the world to pray.
I became friends with beautiful land, and met people with heartwarming souls.
"We are all one", that is what I felt as we all danced, prayed, laughed together, and it has already been 23 countries.
I will keep traveling all over the world to give a prayer of gratitude.
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