Malta 6

蟹座新月の7月18日は、聖母マリア懐胎教会へ行く事にしました。
バスに乗り教会へ向かいました。
坂道を足早に下ってライムストーンでできた立派な教会に着きました。
外にもマリア像が立っています。

⁡中にはいると、想像を超えた優しい落ち着いた空間…
ゆったり教会を歩き、左前にある銀色の光に包まれたマリアさまの前に座りました。
しばらくの間、祈りを捧げていました。
すると、「舞を捧げたい」と直感で観じました。
(聞いてみよう、ダメで元々)
左奥の部屋に、一人関係者らしき男性がいらっしゃいます。
事情を説明すると、真っ直ぐ行った玄関の横に神父さまがいらっしゃるから聞いてみてとの事、私は言われた通りに歩いて行きました。

真っ直ぐ行った右の部屋に、神父さまが座っていらっしゃいました。

私は「こんにちは、私はアサコと申します。日本から来ました。私はプロのダンサーで地球を巡礼していて、もし宜しければ、マリアさまに舞をご奉納させていただきたいのですが…」
私はゆっくりと心を込めて説明しました。

すると、神父さまは優しく
「貴方の好きなところで奉納していいですよ、どこでも…、貴方は歌いながら踊るの?」と、信じられない事に許可をいただきました。

私は「ありがとうございます。私はこちらのマリアさまの前で舞わせていただきたいです。音楽は携帯に入っていて、美しく静かな日本の癒しの曲です」と、お伝えしました。

神父さまは頷きながら、手でどうぞ、と、前方へ促してくださいました。

私は胸がいっぱいになりながらも心が落ち着いていました。
そして、マリアさまに一礼をして、
「あわのうた」と「君が代」で虚空舞を奉納させていただきました。

舞が終わり、マリアさまにご挨拶をして振り返ると、ミサに集まった信者の皆さまが、私が見える場所に集まっていて、目が合うと、胸に手を当てて会釈をしてくださいました。
私は色々な線引きを超えて、心が通じ合えたんだと感無量になりました。
ゆっくりご挨拶をして、荷物を持ち帰り支度をしました。
そして、神父さまに最後に一礼をすると、手で「こちらにどうぞ」とお呼びくださり横にある茶色の木の椅子に座るように言われました。

「貴方はジーザスを信じている?」
神父さまが私に尋ねました。

「はい、私は信じています。彼は全ては一つだと仰っているでしょう…全ては愛の光だと。私もそれを信じているし、毎日、いや毎瞬の自分の意識をそこに向けて、その想いを深めていきたいと思っています」
私は答えました。

「私は貴方を祈ります」神父さまは、そうおっしゃって、私の額に指を当ててしばらくの間お祈りくださいました。

私は胸がいっぱいで少し間があったのですが
「ありがとうございます…今は胸がいっぱいで言葉にならないのですが、、、
この事をずっと大切にしたいと思います、、、神を信じて委ねます…」
そうお伝えしました。

神父さまは微笑み、頷いてくださいました。

ご奉納に選んだ「あわのうた」は、縄文時代から守られた音霊の天地のヒーリングソング。
私にとっての「君が代」は、国歌でもあるけれど、地球に生きる全ての生命が繋がり、学び合い、助け合い、成熟してひとつになり、光をまして上昇していく祈りの歌。宇宙の一員である時の流れを静観した平和と平等の愛の讃歌だと、⁡時を経て観じています。

この数年の事も俯瞰しました。
海沿いのカフェに入った時に店員さんに、
「今は、すごい人手だけど、コロナの時はどうだったの…」と聞いてみました。
すると、「もちろん、この通りに人は居ないし、店も全部閉まってる。デリバリーだけやってたけどね」と、店員さんが教えてくれました。
まさか、地球であんなにも外出自粛や営業禁止、渡航制限の前段未聞の出来事が一気に起こるなんて私も戸惑ったけど、みんなで助け合って、向き合って、励まし合って、新しい価値観を見つける時間をいただいて、時代と共に世界中で乗り越えて来れたと私は観じています。
渦中はもちろん大変だけれども、一人ひとりが地球の英雄だと思うし、また、このタイミングで転生を選んで生まれてきた勇敢な魂の皆さまだと思っています。
それに、私は人間の底力を信じています。
天や女性に対して謙虚で品格のある男性性や、自己を開き包容力と慈愛に満ちている女性性を、周りの人々から日々観じているんです。
互いの敬意と統合で
エネルギーが上昇していく素晴らしさを。

きっと全ては良くなる為にあると信じて、
10年、100年、1000年の地球の仲間の思いと一緒に光を見つけて歩きたいと思います。

この日は予想外の奇跡が起こり、とても幸せな氣持ちになりました。

最後まで、お読みくださりありがとうございました!
今日も大切な友人の皆さまの笑顔を、心よりお祈りしております。


ASAKO AMRITA

TRIP BLOG

"I want to feel the Earth with my barefeet when a certain time comes..." That is what I thought in 2015 when I first started going around the world to pray.
I became friends with beautiful land, and met people with heartwarming souls.
"We are all one", that is what I felt as we all danced, prayed, laughed together, and it has already been 23 countries.
I will keep traveling all over the world to give a prayer of gratitude.
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